オーガニックハーブティー販売の HERB GARDENへご来店いただきまして、ありがとうございます。
3月に入り、春の三寒四温で日々寒暖差が大きい季節になりました。
この時期は、5月頃の陽気になったかと思えば、真冬の寒さに戻って雪が降ったりと、日によって、あるいは、朝晩と昼の一日の中でも気温差も大きくなります。
急激な温度変化で、体がついていけないと感じる時もあるかと思いますが、この季節の変わり目は、体温を調節している自律神経が乱れやすくなり、心身ともに不調が出やすくなります。
春のなると、いつも何だか体調がすぐれないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、春の「気温の寒暖差によるストレス」や「体内の代謝の変化」によって自律神経が乱れることで起こる、うつや不眠など、春の不調におすすめのハーブをご紹介します。
■春の不調におすすめのハーブ■
<ジャーマン・カモミール>
作用:鎮静、健胃、抗炎症、安眠、発汗、利尿
すぐれた鎮静作用がありますので高ぶった神経を鎮めてリラックスし、夜は眠りやすくなりますので、ストレスが強い方や不眠の方におすすめです。また、胃腸の調子を整える働きがありますので、胃痛、胃もたれ、消化不良、ガスがたまる、食欲不振などの症状に役立ちます。また、発汗作用で体を温めますので、冷えを感じる時にも温かいティーを飲むと温まります。生理痛の緩和にもおすすめです。
<レモンバーム>
作用:鎮静、抗うつ、消化器系機能調節、鎮痙、発汗、血圧降下
高い鎮静作用でリラックスし、自律神経と整えてストレスを緩和します。気持ちが落ち着きますので不眠の場合は眠りやすくしてくれます。抗うつ作用がありますので、何となくうつ気分で落ち込みがある時には気持ちを明るく高めてくれます。緊張や不安感がある時にも落ち着かせてくれます。
<イチョウ>
作用:血管拡張、血行促進、血管保護、抗酸化
あらゆる器官の血管を拡げて血流を促しますので、自律神経の乱れや血行不良で起こるめまいや耳鳴り、冷え、肩こりなどの症状を軽減します。
<オレンジブロッサム>
作用:鎮静、抗不安、緊張緩和、健胃、循環促進
オレンジのお花で甘いフローラルな香りだけも癒されるハーブです。鎮静作用がすぐれ、ストレス、イライラを緩和し、緊張や不安感、うつ気分を落ち着かせてリラックスします。ストレス性の不眠や頭痛、精神疲労、胃痛などの症状を緩和します。
<ハイビスカス>
作用:循環促進、代謝促進、利尿、緩下、消化機能促進
代謝を高めて疲労回復作用がありますので、何となくだるい、疲れが取れないという時におすすめです。緩下作用で便秘の改善に役立つほか、利尿作用でむくみを軽減します。ポリフェノールが含まれており、目の疲れを緩和します。
<ローズヒップ>
作用:ビタミンCの補給、緩下、利尿
ビタミンCが豊富に含まれており、肉体疲労の回復や、ストレスの緩和におすすめです。お肌の調子を整えますので、春の肌荒れや、しみの予防、老化肌にも活躍します。そのほか便秘の改善や貧血予防にも役立ちます。
<ローズマリー>
作用:血流促進、疲労回復、抗うつ、抗酸化、利尿
抗うつ作用、心身の活性、神経系回復強壮作用があり、うつや気持ちの落ち込み、不安感、やる気が起きないという時におすすめです。血流を促す働きがありますので、冷えがある時や肩こり、腰痛、緊張性頭痛の症状の改善にも役立ちます。
1種類のハーブでもよいのですが、数種類を組み合わせて飲むと、より効果的です。
2~4種類くらいのハーブを用意し、ハーブティーを飲む時々でブレンドを変えると、味がその都度変わり、色々な味が楽しめますよ。
うつや不眠、ストレスなど、春の不調を感じる時は、ぜひハーブティーを取り入れてみてくださいね。