オーガニックハーブティー販売の HERB GARDENへご来店いただきまして、ありがとうございます。
先日、毎月のようにハーブティーをご注文いただいているお客様から、飲みにくいハーブティーについてご相談がありました。
「片頭痛が頻繁に起こるので、片頭痛によいといわれる『フィーバーフュー』のハーブティーを試しに飲んでみたのですが、苦味が強すぎて続けられません。」と。
そう。「フィーバーフュー」のハーブティーって、とっても苦いのです。
先日ご来店いただいたお客様も、「肝機能が悪いので、よそのお店で、肝臓にいいとすすめられた『アーティチョーク』のハーブティーを飲んでみたけれど、とても苦くて1杯でギブアップしました。」と。
肝臓の働きを助けるハーブたちも、苦い味ばかりなんですよね・・・。
病院のお薬をなるべく飲みたくないから、ハーブティーが効くなら飲みたいけれど、美味しくなければ続けられない・・・。
そうですよね、わかります。
そういう場合、私は「ハーブチンキ」にして飲むことをおすすめしています。
【ハーブチンキとは】
ハーブの液体サプリメントといったところでしょうか。ハーブをアルコールに浸し、ハーブの有効成分を抽出させたものです。
【メリット】
〇アルコールで抽出することにより、ハーブの中の水溶性成分と脂溶性成分の両方を抽出できる。
〇コップに入れた水やハーブティーなどに少量を落として内服するため、味が薄まり、強い苦味や酸味などで、ハーブティーでは飲みにくいハーブも飲みやすくなる。
〇アルコールで抽出するため、長期(1年くらい)の保存が可能。
【ハーブチンキの作り方】
① ドライハーブ約10gをガラスの密閉容器(ジャム瓶など)に入れ、40度以上のウォッカやホワイトリカー 約100mlを容器に注ぎ入れて蓋をします(ハーブが全てアルコールに浸かるように入れます)。ハーブはボリュームを見て使用量を増減してかまいません。
② そのまま2週間置きます。1日2回振り混ぜます(20回くらい瓶を上下にシャカシャカ振ります)。
③ ガーゼなどでハーブを濾し絞って出来上がり。
スポイト付きの遮光ビンに入れ、冷暗所で1年間は保存可能です。
【ハーブチンキの飲み方】
ハーブティーやお水、お湯などに数滴落として飲みます。
ハーブの薬理作用を期待してお飲みになる場合は、一日3回(朝・昼・晩)を目安に服用してください。
(アルコールが苦手な方は、熱湯で淹れた直後のハーブティーやお湯に落とし、飲み頃までしばらく置くと、アルコールがおおかた飛びます。)
私も毎日3回、7種類のハーブチンキを服用し、季節や体調に合わせてハーブを変えて飲んでいます。
苦味が強くて苦手なハーブも、チンキにして希釈すると味が薄まるので飲みやすくなり、楽に続けられますよ。